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令和5年度 1級建築施工管理技士 No.41を解説、仮設設備と便所の数

けんせつる

けんせつる

仮設の男性用小便所って、何人ごとに1個用意すればいいんだっけ?30人?40人?

この記事の要点

令和5年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.41は、仮設設備の計画に関する問題です。正解は選択肢1。男性用小便所は同時に就業する男性30人以内ごとに1個以上とすべきで、40人では不足です。

令和5年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.41は、仮設設備の計画に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢1

便所の数は労働安全衛生規則で人数ごとの基準が決まっているんです。男性用小便所は男性30人以内ごとに1個以上。選択肢1の「40人以内ごとに1個」は基準より少なく、足りないわけですね。数字をぼんやり覚えていると引っかかります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 男性用小便所を男性40人以内ごとに1個とした(30人以内ごとに1個が正しい)
2 ○(正しい) 建物内幹線の立上げを、支障の少ない階段室に計画した
3 ○(正しい) 仮設電力契約は変更せず、短期増加時は臨時電力契約を併用した
4 ○(正しい) 工事事務所の使用水量を1人1日当たり50Lと見込んだ

選択肢1は、男性用小便所を40人以内ごとに1個とした点が誤りで、正しくは男性30人以内ごとに1個以上設置します。

この問題のポイント

この問題では、仮設設備の「数や量の基準」を正しく覚えているかが問われています。

見るべきポイントは「人数に対して、設備の数が足りているか」ということです。

便所の数は労働者の健康と作業効率に直結するため、人数ごとの最低基準が法令で決められています。

基準より少ない数で計画してしまうと足りなくなる、という点を押さえておきましょう。

選択肢1

これが誤りを含む選択肢です。仮設の男性用小便所を、同時に就業する男性作業員40人以内ごとに1個を設置する計画としたという記述です。

労働安全衛生規則では、男性用小便所の数は同時に就業する男性労働者30人以内ごとに1個以上と定められています。

問題文の40人以内ごとに1個では、基準より個数が少なく不足してしまいます。

例えば男性が120人いる現場なら、30人基準では4個必要ですが、40人基準では3個しか用意しないことになります。正しくは男性30人以内ごとに1個以上ということです。

選択肢2

工事用電気設備の建物内幹線の立上げを、上下交通の中心で最終工程まで支障の少ない階段室に計画したという記述です。

幹線は各階へ電気を送る大もとなので、工事の最後まで動かさずに済む場所が望ましいんです。

階段室は上下に通っていて移設の必要が少なく、立上げ位置として合理的です。よってこの記述は正しいということです。

選択肢3

仮設電力契約は工事完了まで変更しない計画とし、短期的に電力需要が増加した場合は臨時電力契約を併用したという記述です。

基本契約を大きくしておくと、ピーク以外の期間は基本料金が無駄になります。

一時的な増加分は臨時契約で補う方が経済的です。実務的にも妥当な計画なので、正しいということです。

選択肢4

仮設の給水設備で、工事事務所の使用水量を1人1日当たり50Lを見込む計画としたという記述です。

事務所での使用水量は、一般に1人1日当たり50L程度を見込むのが目安です。

計画値として妥当な数値なので、この記述は正しいということです。給水管径やタンク容量を決める基礎になる数字ですね。

覚え方

仮設便所の数は、「男性小便所は30人で1個」と数字で押さえると間違えにくくなります。

30より大きい数字(40人など)で1個とする選択肢が出たら、それは基準より少なく不足、と判断できるわけです。

男性用小便所=30人以内ごとに1個以上=40人では不足という順番でつなぐと、本番で迷わなくなるでしょう。

一問一答

Q.

仮設の男性用小便所は、同時に就業する男性何人以内ごとに1個以上必要か。

男性30人以内ごとに1個以上設置します。

Q.

工事事務所の使用水量は、計画上1人1日当たりどの程度を見込むか。

1人1日当たり50L程度を見込みます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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