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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.50を解説、仕上工事の施工計画

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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.50は、仕上工事の施工計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

仕上各工事の施工計画(防水シート重ね・カーテンウォール金物・タイル張付け・素地ごしらえ)を問う問題です。引っかけの核心は改良圧着張りの1回の塗付け面積で、面積を広げてモルタルが乾く不適当な選択肢を作っているわけです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 改質アスファルトシートの重ね部を所定幅で重ね、確実に接合するので正しい
2 ◯(正しい) メタルカーテンウォールの躯体付け金物は鉄骨製作工場で先付けするので正しい
3 ×(誤り) 改良圧着張りの1回塗付け面積は2m²程度。「4m²」は広すぎてドライアウトし不適当
4 ◯(正しい) めっき鋼面の素地ごしらえはりん酸塩処理で付着性を高めるので正しい

選択肢3は改良圧着張りの1回の塗付け面積を4m²としており、ここが最も不適当です。広すぎて乾き、正しくは2m²程度なんです。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

改良圧着張りは、下地に張付けモルタルを塗り、さらにタイル裏面にもモルタルを付けて押し付ける工法です。

張付けモルタルは塗ってから時間が経つと表面が乾き(ドライアウト)、接着力が落ちます。乾いた面にタイルを押し付けても十分にくっつかないわけです。

そのため1回に塗る面積は、乾く前に張り終えられる2m²程度に区切ります。選択肢3の4m²では張り終える前に乾いて接着不良になり、不適当なんです。

タイルの接着不良はのちの浮き・はく落につながるため、塗付け面積は時間管理の要点になります。

覚え方

  • 改良圧着張りの1回塗付けは2m²程度(4は広すぎ)
  • 広く塗るとドライアウトで接着不良・浮きの原因
  • カーテンウォールの躯体付け金物は工場で先付け
  • めっき鋼面の素地ごしらえはりん酸塩処理

理解度チェック

Q.

改良圧着張りの張付けモルタルの1回の塗付け面積はいくらか。

2m²程度です。これより広いと張り終える前にモルタルが乾いて接着不良になります。

Q.

張付けモルタルのドライアウトとは何か。

塗ったモルタルの表面が乾いて硬化が進み、接着力が落ちる現象です。広く塗りすぎたり時間が空いたりすると起き、タイルの浮き・はく落の原因になります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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けんせつる

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