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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.58は、品質管理の用語に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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ISO 9000系で定義される品質管理用語(品質マニュアル、プロセス管理、是正処置、母集団)の意味を問う問題です。引っかけの核心は是正処置と予防処置の違いで、是正処置の説明に予防処置の中身がすり替えられています。「すでに起きたか/これから起こりうるか」の時点を区別できるかが分かれ目です。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 品質マニュアルは品質マネジメントシステムを規定する文書なので正しい |
| 2 | ◯(正しい) | プロセス管理は製品特性のばらつきを低減・維持する活動なので正しい |
| 3 | ×(誤り) | 是正処置は既に起きた不適合への処置。起こりうる不適合とするのは予防処置の説明で誤り |
| 4 | ◯(正しい) | 母集団の大きさは含まれるサンプリング単位の数なので正しい |
選択肢3が掲げる起こりうる不適合の原因を除去する処置という説明が誤りで、これは予防処置の定義です。是正処置はすでに検出された不適合への処置を指します。
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是正処置とは、すでに見つかった(検出された)不適合の原因を取り除き、同じ問題が再び起きないようにする処置のことです。起点になるのはすでに起きてしまった不適合です。
これに対して、まだ起きていないが起こりうる不適合に先回りして原因を取り除くのは予防処置です。なぜこの区別が大事かというと、両者は対応のタイミングが正反対で、品質マネジメントでは別物として管理するからです。
選択肢3は是正処置を起こりうる不適合の原因を除去する処置と説明していますが、これは予防処置の中身です。正しくは是正処置は既に起きた不適合への処置で、ここが最も不適当な記述なんです。
是正処置は、起きた不適合と起こりうる不適合のどちらへの処置か。
既に起きた不適合への処置です。起こりうる不適合に先回りする処置は予防処置といいます。
是正処置と予防処置を分ける基準は何か。
不適合がすでに起きたか(是正)、これから起こりうる段階か(予防)という対応のタイミングです。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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