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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.55は、鉄骨工事の工程計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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鉄骨建方の工程計画で使う標準的な作業能率(クレーンの取付けピース数、現場溶接の長さ、機械の作業占有率、クライミング日数)を問う問題です。引っかけの核心は、トラッククレーンの1台1日あたりの取付けピース数で、過大な数字に置き換えられています。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 建方の取付けは1台1日40ピース程度。70ピースは過大で誤り |
| 2 | ◯(正しい) | 現場溶接の能率は1人1日あたり脚長6mm換算で80m程度なので正しい |
| 3 | ◯(正しい) | 建方用機械の作業占有率は60%程度なので正しい |
| 4 | ◯(正しい) | タワークレーンのクライミングは1回1.5日程度なので正しい |
選択肢1の1台1日あたり70ピースという数字が誤りで、現実的な建方能率はその半分強の40ピース程度です。
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鉄骨建方は、部材を1ピースずつクレーンで吊り上げ、所定の位置に合わせて仮ボルトで留める作業の繰り返しです。吊り込み、位置合わせ、建入れ直しに時間がかかるため、1日にこなせるピース数には限りがあります。
トラッククレーンを使う場合、1台1日あたり40ピース程度が標準的な能率の目安です。なぜかというと、玉掛け・吊り上げ・接合の一連の動作が部材ごとに必要で、機械の能力だけでは数を伸ばせないからです。
選択肢1はこれを1台1日あたり70ピースと見積もっており、実態よりかなり過大です。この能率で計画すると建方日数を短く見積もりすぎて工程が破綻します。正しくは40ピース程度で計画するのが妥当で、ここが最も不適当な記述なんです。
トラッククレーンによる鉄骨建方の取付けピース数の目安はどのくらいか。
1台1日あたり40ピース程度です。吊り込み・位置合わせ・接合に時間がかかるため、機械能力だけでは数を伸ばせません。
建方能率を実態より過大に見積もると、工程計画にどんな問題が起きるか。
建方日数を短く見積もりすぎてしまい、後続工程にしわ寄せが及んで工程全体が破綻するおそれがあります。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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