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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.54を解説、工程計画

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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.54は、工程計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

工程計画の基本(計画の立てる順序、工程表の作り方、工区の分け方、稼働日数の見積もり)を問う問題です。引っかけの核心は、全体工期に制約があるときに使う工程表の作り方で、ここで方式を取り違えると間違えます。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 工事計画は手順計画→日程計画の順に立てるので正しい
2 ×(誤り) 工期に制約があれば割付方式(逆行型)。積上方式とするのは誤り
3 ◯(正しい) 工区分割は各工区の作業数量をほぼ均等にするので正しい
4 ◯(正しい) 工程表は実質作業可能日数を暦日に換算して作るので正しい

選択肢2が掲げる積上方式(順行型)を用いるという主張が誤りで、工期が先に決まっている場合は逆行型で組むのが正しい考え方です。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

工程計画の組み方には、各作業の所要日数を順に積み上げて全体工期を求める積上方式(順行型)と、完成日を起点に逆算して各作業の期限を割り付ける割付方式(逆行型)があります。

積上方式は、作業の積み重ねで自然に工期が決まる方式なので、工期に余裕があるときに向いています。なぜかというと、求めた工期が指定工期に収まる保証がないからです。

一方、全体工期があらかじめ決まっているなら、完成日から逆にたどって各作業をいつまでに終えるべきかを割り付けたほうが、確実に納期に間に合わせられます。

選択肢2は工期に制約がある場合に積上方式(順行型)を用いるとしていますが、これは逆で、正しくは割付方式(逆行型)を用います。ここが最も不適当な記述なんです。

覚え方

  • 工期に制約あり=完成日から逆算する割付方式(逆行型)
  • 工期に余裕あり=作業を積み上げる積上方式(順行型)
  • 手順計画 → 日程計画の順で立てる

理解度チェック

Q.

全体工期に制約があるとき、工程表はどちらの方式で作るのが適切か。

完成日から逆算する割付方式(逆行型)です。納期に確実に間に合わせるため、完成日を起点に各作業の期限を割り付けます。

Q.

積上方式(順行型)はどんな場合に向いているか。

工期に余裕がある場合です。各作業の所要日数を積み上げて全体工期を求める方式なので、求めた工期が指定工期に収まる前提があるときに使います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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けんせつる

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