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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.43を解説、内部の断熱工事

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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.43は、内部の断熱工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

硬質ウレタンフォーム吹付けや断熱材張付けの施工条件を問う問題です。引っかけの核心はウレタン吹付けの1日あたりの厚さの上限で、発泡熱がこもらないよう抑えるべき厚さを大きく書いていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 下吹き5mm後、多層吹きの各層は30mm以下
2 ×(誤り) 1日の吹付け厚さは80mm以下(100mmは誤り)
3 ◯(正しい) 打込み工法は継目を突付けテープ張りする
4 ◯(正しい) 張付け工法は全面接着で密着させる

選択肢2が掲げた1日の吹付け厚さ「100mm」が大きすぎて誤りで、1日80mm以下に抑えます。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

硬質ウレタンフォームの現場吹付けは、液を吹き付けると化学反応で発泡しながら固まります。このとき反応熱が発生します。

一度に厚く吹くと、内部に熱がこもって温度が上がりすぎ、発火や品質低下のおそれがあります。そこで1日の総吹付け厚さは80mm以下に抑えます。さらに多層吹きでは各層を30mm以下とします。

選択肢2は1日の最大吹付け厚さを100mmとしていますが、これでは厚すぎて発泡熱がこもり発火や品質低下を招く危険側です。1日80mm以下なんです。

多層吹きで下吹き5mmの後に各層を30mm以下とする点、打込み工法で継目を突付けてテープ張りする点、張付け工法で全面接着して密着させる点は、いずれも正しい扱いです。

覚え方

  • 硬質ウレタン吹付けは1日の総厚さ80mm以下
  • 多層吹きの各層は30mm以下
  • 厚く吹かないのは発泡熱で発火・品質低下を防ぐため

理解度チェック

Q.

硬質ウレタンフォーム吹付けの1日の総吹付け厚さはいくつ以下とするか。

80mm以下です。一度に厚く吹くと発泡熱がこもり、発火や品質低下を招くためです。

Q.

硬質ウレタンを多層吹きするとき、各層の厚さはいくつ以下か。

30mm以下です。各層を薄く重ねることで発泡熱を逃がし、均一な断熱層をつくります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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