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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.28は、コンクリートの調合に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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単位水量・単位セメント量・調合管理強度といった調合の基本数値を問う問題です。引っかけの核心は実績がない工場で使う圧縮強度の標準偏差をどう見込むかで、安全側に大きくとるべき値を小さく書いていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 単位水量は185kg/m³以下とし、できるだけ小さく |
| 2 | ◯(正しい) | 単位セメント量が過小だとワーカビリティーや耐久性が低下 |
| 3 | ◯(正しい) | 調合管理強度=品質基準強度+構造体強度補正値 |
| 4 | ×(誤り) | 実績なし時の標準偏差は2.5N/mm²等(1.5は誤り) |
選択肢4が掲げた「実績がないときの標準偏差を1.5N/mm²とする」という値が誤りで、実際にはもっと大きく見込みます。
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標準偏差は、コンクリート強度のばらつきの大きさを表す数値です。調合強度は品質基準強度にこのばらつき分を上乗せして決めるので、標準偏差を大きく見込むほど安全側になります。
過去の製造実績がある工場なら、そのデータから標準偏差を求められます。しかし実績がない工場では、どれだけばらつくか読めません。
そこで実績がないときは、2.5N/mm²か品質基準強度の10%のうち大きいほうを標準偏差として用います。選択肢4のように1.5N/mm²と小さく見込むと、強度の上乗せが足りず強度不足の危険側になるんです。
単位水量を185kg/m³以下とできるだけ小さくする点、単位セメント量が過小だとワーカビリティーや耐久性が低下する点、調合管理強度が品質基準強度に構造体強度補正値を加えた値である点は、いずれも正しい扱いです。
製造実績がない工場で圧縮強度の標準偏差はどう見込むか。
2.5N/mm²か品質基準強度の10%のうち大きいほうを用います。ばらつきが読めないため安全側に大きく見込むわけです。
調合管理強度はどのように求めるか。
品質基準強度に構造体強度補正値を加えて求めます。供試体と構造体の強度差を見込むためです。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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