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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.25を解説、鉄筋コンクリート構造の配筋

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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.25は、鉄筋コンクリート構造の配筋に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

配筋の基本である重ね継手と定着の測り方を問う問題です。継手や定着は「どこからどこまでを長さとして数えるか」が決まっていて、引っかけの核心はフック付き定着の長さにフックを含めるかどうかという1点に集約されます。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 異径の重ね継手長さは細い方の径で算定する
2 ◯(正しい) 下階と間隔が異なる壁縦筋はあき重ね継手にできる
3 ◯(正しい) フック付き重ね継手の長さは折曲げ開始点間で測る
4 ×(誤り) フック付き定着長さにフックは含めない

選択肢4が掲げた「定着長さにフック部分を含める」という測り方が誤りで、定着長さは直線部分だけで測ります。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

定着長さは、鉄筋がコンクリートから抜け出さないために必要な埋込み長さのことです。コンクリートとの付着で力を伝える区間ですから、まっすぐ埋まっている直線部分の長さで測るわけです。

末端のフックは、付着だけでは足りない場合の抜け止めとして付ける補助的なものです。フックがある分だけ性能は上がりますが、定着長さそのものは直線部分で評価します。

そのため選択肢4のように定着長さにフック部分まで含めて数えると、実際より長く確保したつもりになって定着が不足する危険側になります。フックは定着長さに含めないんです。

異径鉄筋の重ね継手長さを細いほうの径で算定する点や、フック付き重ね継手の長さを折曲げ開始点間で測る点は、いずれも正しい扱いです。

覚え方

  • 定着長さもフック付き継手長さも直線部分で測りフックは別扱い
  • 異径の重ね継手は細いほうの径で算定する
  • フック付き重ね継手の長さは折曲げ開始点間で測る

理解度チェック

Q.

梁主筋をフック付き定着とするとき、定着長さにフック部分の長さは含めるか。

含めません。定着長さは直線部分で測り、フックは抜け止めの補助として別に扱います。

Q.

径の異なる鉄筋を重ね継手とするとき、継手長さは太いほうと細いほうのどちらの径で算定するか。

細いほうの径で算定します。継手の長さは細い鉄筋の付着で決まるためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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