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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.13を解説、JISのドアセットの性能項目

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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.13は、JISのドアセットの性能項目に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、JISが定めるドアセットの性能項目が、スイングドア(開き戸)とスライディングドア(引き戸)でどう違うかを問うものです。引っかけの核心は鉛直荷重強さがどちらの戸の項目かで、引き戸に当てはめていないかが分かれ目なんです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) スイングドアでは気密性が規定されている
2 ◯(正しい) スイングドアでは開閉力が規定されている
3 ×(誤り) スライディングドアに鉛直荷重強さは規定されない
4 ◯(正しい) スライディングドアでは遮音性が規定されている

選択肢3はスライディングドア(引き戸)に鉛直荷重強さが規定されているとしていますが、これは開き戸の項目で、ここが誤りなんです。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

鉛直荷重強さは、戸先に下向きの荷重をかけたとき、戸がどれだけ耐えられるかを見る性能項目です。これがなぜ戸の種類で変わるのかが理解のカギになります。

スイングドア(開き戸)は、丁番で片側だけを吊って開閉します。戸先に下向きの力がかかると丁番に大きな負担が集中するため、鉛直荷重強さが性能項目に含まれます

一方スライディングドア(引き戸)は、上下のレールで戸全体を支えながら横に滑らせます。下向きの荷重はレールが受けるため、鉛直荷重強さは性能項目に含まれません。選択肢3は引き戸に開き戸の項目を当てはめた記述で、ここが誤りなんです。

ザックリ言えば、鉛直荷重強さは丁番で吊る開き戸の項目、ということです。

覚え方

  • 鉛直荷重強さは開き戸(スイング)の項目、引き戸にはない
  • 気密性・開閉力は開き戸、遮音性は引き戸でも規定される
  • 丁番で吊る=鉛直荷重が集中、と結びつけて覚える

理解度チェック

Q.

JISのドアセットで、鉛直荷重強さが規定されるのはどちらの戸か。

スイングドア(開き戸)です。丁番で片側を吊るため、戸先の下向き荷重が問題になります。

Q.

引き戸で鉛直荷重強さが性能項目にならないのはなぜか。

戸の重さや下向き荷重を上下のレールで支えるため、開き戸のように丁番へ荷重が集中しないからです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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