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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.11を解説、金属材料

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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.11は、金属材料に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、黄銅・ステンレス・銅・アルミという建築金属の性質を問うものです。引っかけの核心はアルミニウムの線膨張係数が鋼の何倍かで、約2倍という値を取り違えていないかが分かれ目なんです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 黄銅は銅と亜鉛の合金(亜鉛30〜40%程度)
2 ◯(正しい) SUS304はSUS430に比べ磁性が弱い
3 ◯(正しい) 銅の熱伝導率は鋼より著しく高い
4 ×(誤り) アルミの線膨張係数は鋼の約2倍

選択肢4はアルミニウムの線膨張係数の倍数を取り違えており、正しくは鋼の約2倍で、ここが誤りなんです。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

線膨張係数は、温度が1度上がったときに材料がどれだけ伸びるかを表す数値です。値が大きいほど、温度変化で大きく伸び縮みします。

アルミニウムの線膨張係数は、鋼の約2倍です。つまり同じ温度変化なら、アルミは鋼の2倍ほど伸び縮みします。

このため、アルミサッシやアルミ製の外装材では、夏冬の温度差による熱伸縮を見込んでクリアランスやシール幅を設計します。これを怠ると、伸びた部材が押し合って変形や破損の原因になります。選択肢4はこの倍数を取り違えた記述で、ここが誤りなんです。

ザックリ言えば、アルミは鋼の2倍伸びる、ということです。

覚え方

  • アルミの線膨張係数は鋼の約2倍、サッシは熱伸縮を見込む
  • 黄銅=銅+亜鉛の合金、銅の熱伝導率は鋼より著しく高い
  • SUS304は磁性が弱く、SUS430は磁性をもつ

理解度チェック

Q.

アルミニウムの線膨張係数は鋼のおよそ何倍か。

約2倍です。同じ温度変化でも鋼の2倍ほど伸び縮みします。

Q.

黄銅(真ちゅう)はどんな金属の合金か。

銅と亜鉛の合金です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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