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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.50を解説、仕上げ改修工事の施工計画

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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.50は、仕上げ改修工事の施工計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

ルーフドレン周囲の既存防水層撤去、外壁複合改修工法、高圧水洗工法、かぶせ工法と既存枠補強という、仕上げ改修の工法を問う問題です。引っかけの核心は円形のルーフドレン周囲の撤去範囲を四角形にとってよいかで、水の流れに合わない形にすり替えています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) ルーフドレン周囲の撤去範囲は円形にとる四角形は不適当
2 ◯(正しい) タイルの浮き・はく落には繊維ネット+アンカーピンの外壁複合改修工法を用いる
3 ◯(正しい) 広範囲の脆弱な既存塗膜・素地の除去には高圧水洗工法を用いる
4 ◯(正しい) かぶせ工法で既存枠が薄い場合は既存枠を補強する

選択肢1は、ルーフドレン周囲の既存防水層の撤去範囲を四角形にとるとしている点が誤りで、円形のドレンに合わせて撤去範囲も円形にとります。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

ルーフドレンは円形で、屋根の雨水がドレンに向かって放射状に流れ込みます。水の集まり方が中心に向かって対称なわけです。

防水改修でドレン周囲の既存防水層を撤去するときは、この水の流れに合わせ、ドレンを中心にした円形に撤去範囲をとります。

そうすることで、新しい防水層をドレンの周囲に均等になじませられ、すき間や段差ができにくくなります。なぜかというと、円形に納めれば水の流れる方向に対して継ぎ目が偏らないからです。

選択肢1のように四角形に撤去すると、角の部分で防水層のなじみが悪くなり、漏水しやすくなります。ここが最も不適当な記述ということです。

覚え方

  • 円形のルーフドレン周囲は撤去範囲も円形にとる(四角形は不適当)
  • タイルの浮き・はく落は繊維ネット+アンカーピンの外壁複合改修工法
  • 広範囲の脆弱な既存塗膜・素地の除去は高圧水洗工法

理解度チェック

Q.

ルーフドレン周囲の既存防水層の撤去範囲は、四角形と円形のどちらにとるか。

円形です。ドレンは円形で雨水が放射状に集まるため、撤去範囲も円形にとると新しい防水層がなじみやすいからです。

Q.

既存タイルの浮き・はく落の改修に用いる外壁複合改修工法とはどんな工法か。

繊維ネットとアンカーピンを併用してタイルごと一体に保持する工法です。ネットで面を、ピンで点を押さえて、浮いたタイルのはく落を防ぎます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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