ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成30年
  5. > No.45 タイル張り壁面の浮き調査・改修

平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.45を解説、タイル張り壁面の浮き調査・改修

平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.45 は、タイル張り壁面の浮き調査・改修 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 打診法
  2. 赤外線装置法と天候の影響
  3. アンカーピンニング部分エポキシ注入
  4. 注入口付アンカーピンニング工法

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

赤外線装置法は、表面温度差で浮きを検出する方法なので、日射など天候や時刻の影響を受けるんです。

選択肢2は、赤外線装置法が天候や時刻の影響を受けないとしていますが、これは誤りです。表面温度の差を利用するため、日射・気温など天候や時刻の影響を受けるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 打診法はハンマーで打撃し反発音の違いで浮きを調査
2 ×(誤り) 赤外線装置法は天候・時刻の影響を受ける(受けないは誤り)
3 ◯(正しい) アンカーピンニング部分エポキシ注入はコンクリートと下地モルタル間の浮きに用いる
4 ◯(正しい) 注入口付アンカーピンニングはタイル陶片のみの浮きに用いる

選択肢2のポイント(ここが誤り)

赤外線装置法は、浮き部と接着部の表面温度差を赤外線カメラで捉えます。

温度差は日射や気温で生じるため、曇天や夜間・時刻によって検出精度が変わります。

ザックリ言えば、赤外線は太陽頼みなので天候に左右される、ということです。

覚え方

  • 赤外線装置法は天候・時刻の影響を受ける
  • 打診法=反発音で浮き調査
  • 陶片のみの浮き=注入口付アンカーピンニング

一問一答

Q.

赤外線装置法は天候や時刻の影響を受けないか。

受けます。表面温度差を利用するため日射や時刻で精度が変わります。

平成30年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>