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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.34を解説、合成高分子系シート防水

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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.34は、合成高分子系シート防水に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

加硫ゴム系シートの接合幅、塩ビ系シートの接着剤、出隅角の成形役物、出隅角の増張りという、シート防水の納まりを問う問題です。引っかけの核心は出隅角の増張りを一般シートの張付け前に行うか後に行うかで、施工順序をすり替えています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 加硫ゴム系の平場シート相互の接合幅は100mmとし水上側を上に重ねる
2 ◯(正しい) 塩ビ系シート接着工法はエポキシ樹脂系接着剤を用いる
3 ◯(正しい) 塩ビ系の出隅角はシート張付け後に成形役物を張り付ける
4 ×(誤り) 加硫ゴム系の出隅角の増張りは一般シートの張付け後張付け前は誤り

選択肢4は、出隅角の増張りを一般シートの張付け前に行うとしている点が誤りで、増張りは一般部のシートを張り付けた後に行います。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

出隅・入隅はシートが立体的に屈曲する箇所で、引張りや折れによって切れやすく、最も漏水しやすい弱点部です。だから増張りや成形役物で補強します。

補強の重ね順が大切で、まず平場の一般部シートを張り付け、その上から増張りシートを重ねます。こうすると水は上の増張りに当たって流れ、継ぎ目に入りにくくなるわけです。

選択肢4のように一般シートの張付け前に増張りすると、増張りが下になって一般シートの継ぎ目が露出し、補強の意味が薄れて漏水しやすい納まりになります。

増張りは一般シートの後、という順序が原則です。ここが最も不適当な記述ということです。

覚え方

  • 出隅・入隅の増張りは一般シートを張った後に重ねる
  • 加硫ゴム系の平場の接合幅は100mm、水上側を上に重ねる
  • 塩ビ系シートの接着工法はエポキシ樹脂系接着剤

理解度チェック

Q.

加硫ゴム系シート防水の出隅角の増張りは、一般シート張付けの前か後か。

後です。一般部のシートを張ってから、その上に増張りを重ねて補強します。

Q.

加硫ゴム系シート相互を重ねるとき、水上側と水下側はどちらを上に重ねるか。

水上側を上に重ねます。継ぎ目に水が入り込まないようにするためで、接合幅は100mmが目安です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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