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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.43は、鉄筋コンクリート造の断熱工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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この問題は、断熱工法の基本(打込み工法のはみ出し補修、張付け工法、吹付け工法の下地温度、吹付け厚さと回数)を問うものです。引っかけの核心は硬質ウレタンフォーム吹付けで厚い部分の吹付け回数で、1回で厚く吹けると誤読させる点が分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 打込み工法ではみ出した断熱材はVカットして現場発泡で補修するため正しい |
| 2 | ◯(正しい) | 張付け工法は断熱材を躯体面に全面接着して内部結露を防ぐため正しい |
| 3 | ◯(正しい) | 吹付け前に下地温度を確認し、発泡に適した条件で施工するため正しい |
| 4 | ×(誤り) | 厚さ50mmは複数回に分けて吹き付ける。「1回での厚吹き」は誤り |
選択肢4は厚さ50mmの箇所を1回で吹き付けるとしていますが、1層の厚さに上限があるため誤りで、正しくは複数回に分けて吹き付けます。
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硬質ウレタンフォームの吹付けは、現場で原液を混ぜ、化学反応で発泡させて膨らませながら断熱層をつくります。
反応のとき熱が出ます。1回で厚く吹くと発泡熱がこもって温度が上がりすぎ、フォームが収縮したり、だれて垂れたりして品質が落ちるわけです。
そこで1層あたりの厚さに上限が定められており、厚さ50mmの部分は複数回に分けて吹き重ねます。問題文の「1回での厚吹き」は発泡熱による品質低下を招くため誤りなんです。
ザックリ言えば、厚い部分は何回かに分けて吹く、ということです。
硬質ウレタンフォームを厚さ50mm吹き付けるとき、何回で吹くか。
複数回に分けて吹き付けます。1層の厚さに上限があり、1回で厚く吹くと発泡熱で品質が低下するためです。1回での厚吹きは誤りです。
断熱材を躯体面に全面接着するのはなぜか。
断熱材と躯体の間にすき間ができると、そこに室内の湿った空気が入り込んで内部結露やカビの原因になるためです。全面接着で空気層をなくします。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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