ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成29年
  5. > No.23 山留めの管理

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.23を解説、山留めの管理

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.23は、山留めの管理(計測機器)に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

地域開発研究所/解説が丁寧な正統派。過去問を1問ずつ潰すなら、分野を網羅したこの1冊が演習の定番です。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

この問題のポイント

山留めの計測機器(油圧式荷重計、傾斜計、土圧計、沈下計測の基準点)の使い方を問う問題です。引っかけの核心は切梁の軸力を測る荷重計をどこに設置するかで、応力が乱れる火打梁との交点付近を避けられているかが分かれ目です。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 油圧式荷重計の設置位置の記述が不適当
2 ◯(正しい) 傾斜計では山留め壁下端の変位に注意
3 ◯(正しい) 壁面土圧計は集中荷重で大きな値を示す場合がある
4 ◯(正しい) 沈下計測の基準点は工事の影響を受けない構造物に設置

選択肢1の油圧式荷重計を「切梁と火打梁の交点付近に設置する」という趣旨の記述が誤りで、交点付近は軸力を正しく測れません。

二次検定の記述が独学だと不安という人は、添削のある独学サポート事務局の通信講座を早めに押さえておくと回り道を減らせます。

選択肢1のポイント(ここが誤り)

油圧式荷重計(盤圧計)は、山留めの切梁にかかる軸力を測るための計測機器です。

切梁と火打梁が交わる付近では、力が複数の方向に分かれて流れ、応力の状態が複雑に乱れます。ここに荷重計を置くと、切梁本来の軸力を正しく拾えません。そのため荷重計は火打梁との交点付近を避け、軸力が素直に伝わる位置に設置します。

選択肢1は、この交点付近への設置を適当とする点が誤りです。交点を避けた測りやすい位置に置く、と押さえておくとよいですね。

なお選択肢2の傾斜計で山留め壁下端の変位に注意すること、選択肢3の壁面土圧計が集中荷重で大きな値を示す場合があること、選択肢4の沈下計測の基準点を工事の影響を受けない構造物に設けることは、いずれも正しい記述です。

覚え方

  • 切梁の荷重計は火打梁との交点付近を避けて設置(応力が乱れるため)
  • 傾斜計は山留め壁下端の変位に注意
  • 沈下計測の基準点は工事の影響を受けない場所に設ける

理解度チェック

Q.

切梁の軸力を測る油圧式荷重計は、どこを避けて設置するか。

切梁と火打梁の交点付近を避けて設置します。交点付近は応力が乱れ、軸力を正しく測れないためです。

Q.

山留めの沈下計測に用いる基準点は、どこに設けるか。

工事の影響を受けない安定した構造物に設けます。基準点が動くと計測値の信頼性が失われるためです。

平成29年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

わかって合格る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

TAC出版/過去問で間違えた分野は、図解の多い基本テキストで補強すると定着します。2級は2級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>