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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.15を解説、塗料

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.15 は、塗料 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 合成樹脂エマルションペイントの硬化機構
  2. アクリル樹脂系非水分散形塗料
  3. 2液形ポリウレタンワニス
  4. 合成樹脂調合ペイント

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

合成樹脂エマルションペイントは、水の蒸発に伴い樹脂粒子が融着して塗膜を形成するんです。

選択肢1は「水と樹脂粒子が融合し塗膜を形成」と書いており、正しくは水が蒸発して樹脂粒子が融着する機構です。設問は最も不適当なものを選ぶ問題で、表現上この肢が不適当とされます。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) エマルションペイントは水の蒸発で樹脂粒子が融着して成膜
2 ◯(正しい) 非水分散形は溶剤蒸発で粒子が結合し成膜
3 ◯(正しい) 2液形ウレタンワニスは反応硬化でウレタン結合の透明膜
4 ◯(正しい) 調合ペイントは油分の酸化重合で硬化乾燥

選択肢1 のポイント(ここが誤り)

エマルションペイントは水中に樹脂粒子が分散した塗料です。塗ると水が蒸発し、残った粒子同士がくっついて膜になります。

「水と樹脂が融合する」のではなく、水は抜けて樹脂だけが融着する点がポイントです。

ザックリ言えば、水は逃げて樹脂が固まる、ということです。

覚え方

  • エマルションペイントは水が蒸発し樹脂粒子が融着
  • 非水分散形は溶剤蒸発で成膜
  • 調合ペイントは酸化重合で硬化

一問一答

Q.

合成樹脂エマルションペイントはどう塗膜を形成するか。

水が蒸発し、残った樹脂粒子が融着して塗膜になります。

平成29年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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