ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成28年
  5. > No.77 労働基準法

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.77を解説、労働基準法

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.77 は、労働基準法に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 満16才の深夜業
  2. 満17才の玉掛け補助
  3. 満18才未満の重量物
  4. 未成年者の労働契約

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

労働基準法は未成年者を保護するため、労働契約は本人が結ぶこととし、親が代わりに結ぶことを禁じているんです。

選択肢4は、「未成年者の労働契約は親権者又は後見人が本人に代って締結しなければならない」としていますが、これは誤りです。未成年者の労働契約は未成年者本人が締結します。親権者・後見人が代理で締結することはできません(賃金も本人が受け取ります)。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 満16才男性は交替制で深夜業可
2 ◯(正しい) 満17才は玉掛け補助作業に就ける
3 ◯(正しい) 満18才未満は30kg超の重量物不可
4 ×(誤り) 未成年者の労働契約は本人が締結(親権者が代わって締結はできない)

選択肢4のポイント(ここが誤り)

労働基準法では、未成年者の労働契約を親が代理で結ぶことを禁じています。

本人が契約し、賃金も本人が受け取るのが原則です。

設問は親が代わって締結としており、保護規定に反し誤りです。

ザックリ言えば、未成年者の労働契約は本人が結ぶ、ということです。

覚え方

  • 未成年者の労働契約は本人が締結
  • 満18才未満は30kg超不可
  • 満16才は交替制で深夜業可

一問一答

Q.

未成年者の労働契約は親権者が代わって締結できるか。

できません。本人が締結します。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>