ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成28年
  5. > No.57 品質管理

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.57を解説、品質管理

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.57 は、品質管理に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。

1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

地域開発研究所/解説が丁寧な正統派。過去問を1問ずつ潰すなら、分野を網羅したこの1冊が演習の定番です。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

この問題のポイント

この問題は、品質管理の基本的な考え方(計画段階での作り込み、作業標準どおりの管理、プロセス重視)を問うものです。核心は品質は検査で選別するのではなく工程(プロセス)で作り込むという原則で、これに合う記述を選べるかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 品質は施工段階より計画段階で検討するほうが効果的なので逆
2 ◯(正しい) 作業標準を決めたらそのとおり実行されているかの管理に重点をおく考え方が適当
3 ×(誤り) 管理のち密さは求める品質レベルに応じて変えるべきで一律ではない
4 ×(誤り) 検査を強化するより工程を最適化するほうが優れるので逆

品質を検査で選別したり計画段階を軽視したりする記述は不適当で、作業標準どおりの管理に重点をおく選択肢2が最も適当です。

二次検定の記述が独学だと不安という人は、添削のある独学サポート事務局の通信講座を早めに押さえておくと回り道を減らせます。

選択肢2のポイント(ここが正解)

品質管理の出発点は、良い作業のやり方を決めることです。これを作業標準と呼びます。標準が定まったら、次は現場がそのとおりに作業しているかを確認し続けることに重点が移ります。

なぜかというと、品質は最後の検査で選り分けるものではなく、一つひとつの工程を標準どおりに保つことで作り込むものだからです。検査で不良を弾くだけでは、不良そのものは減らないわけです。

例えば鉄筋のかぶり厚さなら、配筋ごとにスペーサーの位置や本数を標準で決め、そのとおり置かれているかを各工程で確認します。これが選択肢2の「作業標準どおりの管理」です。

他の選択肢は、計画段階より施工段階を重視したり、検査強化を工程最適化より上に置いたりしており、プロセスで作り込むという原則から外れます。ザックリ言えば、品質は標準どおりの作業を保って作り込む、ということです。

覚え方

  • 品質は検査で選別せず工程(プロセス)で作り込む
  • 作業標準を決めたら、そのとおり実行されているかの管理に重点
  • 品質の検討は施工段階より計画段階が効果的
  • 管理のち密さは求める品質レベルに応じて変える

理解度チェック

Q.

品質管理は作業標準を決めた後、何に重点をおくか。

作業が作業標準どおりに行われているかを確認し続ける管理に重点をおきます。

Q.

品質は検査と工程のどちらで作り込むのが正しい考え方か。

工程(プロセス)で作り込むのが正しい考え方です。検査は事後の選別であり、不良を減らすには各工程を標準どおりに保つことが重要です。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

わかって合格る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

TAC出版/過去問で間違えた分野は、図解の多い基本テキストで補強すると定着します。2級は2級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>