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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.81 を解説、宅地造成等規制法

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.81 は、宅地造成等規制法 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 擁壁の崖面は壁面積3m2以内ごとに1個以上の水抜穴を設ける
  2. 高さ4mの擁壁設置は資格者の設計によらなければならない
  3. 600m2の盛土を引き続き宅地利用は都道府県知事の許可が必要
  4. 排水施設の全部除却工事は14日前までに知事へ届出

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが誤っている記述)

一定の資格を有する者の設計によらなければならないのは、高さが5mを超える擁壁です。

高さ4mの擁壁はこの要件に達しないため、「資格者の設計によらなければならない」は誤りです。

ザックリ言えば、資格者設計が要るのは5m超の擁壁、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 水抜穴の設置で正しい
2 ×(誤り) 資格者設計が必要なのは高さ5mを超える擁壁であり、高さ4mでは資格者設計の義務はなく誤り
3 ◯(正しい) 盛土の許可で正しい
4 ◯(正しい) 排水施設除却の届出で正しい

選択肢2 のポイント(ここが誤り)

擁壁は高いほど、崩れたときの被害が大きくなります。そこで宅地造成等規制法では、一定以上の高さの擁壁に、専門の資格を持つ者の設計を義務づけています。

その基準は、高さ5mを超える擁壁です。高さ4mの擁壁は、これに達しません。

選択肢2は高さ4mの擁壁に資格者設計を義務づけており、5m超という基準を取り違えています。ここが誤りです。

覚え方

  • 資格者設計が必要なのは高さ5m超の擁壁
  • 擁壁は壁面積3m2以内ごとに水抜穴1個以上
  • 排水施設除却は14日前までに届出

一問一答

Q.

資格者の設計が必要な擁壁の高さは。

高さ5mを超える擁壁です。4mでは不要です。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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