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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.58 を解説、品質管理の用語

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.58 は、品質管理の用語 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 不適合とは規定要求事項を満たしていないこと
  2. かたよりとは観測値・測定結果から真の値を引いた値
  3. 不確かさとは真の値が含まれる範囲の推定値
  4. 工程管理とは特性のばらつきを低減し維持する活動

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

かたより(偏り)は、測定結果の母平均から真の値を引いた差を指す系統誤差です。

単発の観測値ではなく母平均(多数の平均)で定義する点が要点で、本肢の表現が定義として不適当です。

ザックリ言えば、かたより=母平均−真の値、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 不適合の定義で正しい
2 ×(最も不適当) かたより(偏り)の定義は「測定結果の平均から真の値を引いた値」で、母平均から真の値を引いた値を指し、本記述の表現に誤りがある
3 ◯(適当) 不確かさの定義で正しい
4 ◯(適当) 工程管理の定義で正しい

選択肢2 のポイント(ここが最も不適当)

かたより(偏り)は、測定の癖による系統的なズレを表す量です。JISでは「母平均から真の値を引いた値」と定義されます。

1回1回の測定値には、偶然のばらつきも混ざります。そこで、多数の測定をならした平均(母平均)が真の値からどれだけずれているかで、系統的なズレだけを取り出します。だから単発の観測値ではなく母平均で定義します。

選択肢2は「観測値・測定結果から真の値を引いた値」としており、母平均で定義すべきところを単発の値にしています。ここが誤りです。

覚え方

  • かたより=母平均−真の値(系統誤差)
  • 不適合=規定要求事項を満たさない
  • 不確かさ=真の値が含まれる範囲の推定値

一問一答

Q.

かたより(偏り)の定義は。

母平均から真の値を引いた値(系統誤差)です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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