平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.35 は、合成高分子系ルーフィングシート防水 に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(適当) | ALC目地の絶縁テープで正しい |
| 2 | ×(最も不適当) | 塩ビ系シートの接合は溶着(熱融着)または専用溶剤で行い、クロロプレンゴム系接着剤は加硫ゴム系用で誤り |
| 3 | ◯(適当) | 加硫ゴム系立上り端部の処理で正しい |
| 4 | ◯(適当) | 加硫ゴム系の接合・重ねで正しい |
塩化ビニル樹脂系シートは熱可塑性で、熱風や専用溶剤を当てると表面が溶けます。シートどうしを溶かして圧着すれば、境目が分子レベルで一体化(溶着)し、つなぎ目に弱点が残りません。
一方、加硫ゴム系シートは加硫(架橋)済みで熱では溶けません。こちらは接着剤(クロロプレンゴム系など)で貼り合わせます。
選択肢2は塩ビ系シートの接合にクロロプレンゴム系接着剤を使うとしており、材料の性質と接合方法がかみ合いません。ここが誤りです。
塩ビ系シート相互の接合方法は。
溶着(熱融着または溶剤)です。クロロプレンゴム系接着剤は加硫ゴム系用です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
塩化ビニル樹脂系シートは熱や溶剤で溶かして一体化(溶着)するのが基本です。
クロロプレンゴム系接着剤は加硫ゴム系シートの接着に用いるもので、塩ビ系の相互接合には使いません。
ザックリ言えば、塩ビは溶かしてくっつける、加硫ゴムは接着剤、ということです。