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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.35 を解説、合成高分子系ルーフィングシート防水

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.35 は、合成高分子系ルーフィングシート防水 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 塩ビ系接着工法でALC短辺接合部に幅50mm絶縁テープ
  2. 塩ビ系シート相互の接合はクロロプレンゴム系接着剤を用いた
  3. 加硫ゴム系の立上り端部はテープ状シール後押さえ金物+シール
  4. 加硫ゴム系平場の接合幅100mmで水上側を上に重ねる

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

塩化ビニル樹脂系シートは熱や溶剤で溶かして一体化(溶着)するのが基本です。

クロロプレンゴム系接着剤は加硫ゴム系シートの接着に用いるもので、塩ビ系の相互接合には使いません。

ザックリ言えば、塩ビは溶かしてくっつける、加硫ゴムは接着剤、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) ALC目地の絶縁テープで正しい
2 ×(最も不適当) 塩ビ系シートの接合は溶着(熱融着)または専用溶剤で行い、クロロプレンゴム系接着剤は加硫ゴム系用で誤り
3 ◯(適当) 加硫ゴム系立上り端部の処理で正しい
4 ◯(適当) 加硫ゴム系の接合・重ねで正しい

選択肢2 のポイント(ここが最も不適当)

塩化ビニル樹脂系シートは熱可塑性で、熱風や専用溶剤を当てると表面が溶けます。シートどうしを溶かして圧着すれば、境目が分子レベルで一体化(溶着)し、つなぎ目に弱点が残りません。

一方、加硫ゴム系シートは加硫(架橋)済みで熱では溶けません。こちらは接着剤(クロロプレンゴム系など)で貼り合わせます。

選択肢2は塩ビ系シートの接合にクロロプレンゴム系接着剤を使うとしており、材料の性質と接合方法がかみ合いません。ここが誤りです。

覚え方

  • 塩ビ系シートの接合は溶着(熱・溶剤)
  • 加硫ゴム系はクロロプレン系接着剤
  • 平場は水上側を上に重ねる

一問一答

Q.

塩ビ系シート相互の接合方法は。

溶着(熱融着または溶剤)です。クロロプレンゴム系接着剤は加硫ゴム系用です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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