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令和4年度 1級建築施工管理技士 No.37を解説、合成樹脂塗床の施工

令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.37は、合成樹脂塗床に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題のポイント

この問題は、合成樹脂塗床の各工法(流し展べ・下地調整・コーティング・防滑仕上げ)の施工法を問うものです。引っかけの核心は、薄塗りのコーティング工法のベースコートを塗る道具で、こてとローラー・はけを取り違えていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 薬品を使う実験室は平滑に仕上げる流し展べ工法とする
2 ○(正しい) パテ・樹脂モルタルでの下地調整はプライマー乾燥後に行う
3 ×(誤り) コーティング工法のベースコートはローラー・はけで塗る。木ごては不適
4 ○(正しい) 防滑仕上げはトップコート1層目と同時に骨材を散布する

選択肢3はコーティング工法のベースコートを木ごてで塗り付けるとした点が誤りで、薄く均一に塗るためローラーやはけを用います。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

合成樹脂塗床にはいくつかの工法があり、塗る厚みや道具が違います。コーティング工法は、薄い塗膜を均一に形成する工法です。

薄く均一に広げるにはローラーやはけが向いています。木ごては樹脂モルタルなどを厚く均すための道具です。

問題文はベースコートを木ごてで塗り付けるとしていますが、薄塗りのコーティング工法には工法に合わない道具で、均一な薄膜になりにくいため誤りなんです。

覚え方

  • コーティング工法のベースコートはローラー・はけ
  • 木ごては樹脂モルタル等の厚塗り用
  • 防滑は骨材をトップコート1層目と同時散布

理解度チェック

Q.

エポキシ樹脂系コーティング工法のベースコートは何で塗るか。

薄く均一に塗るためローラーやはけを用います。木ごては適しません。

Q.

木ごてはどのような塗床工程に向く道具か。

樹脂モルタルなどを厚く塗り均す工程に向きます。薄塗りのコーティングには適さず、ローラーやはけを使います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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