令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.58 は、品質管理の用語に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 目標値は望ましい又は基準となる特性の値をいう |
| 2 | ◯(正しい) | ロットは等しい条件下で生産されたものの集まりをいう |
| 3 | ×(誤り) | かたよりは真の値からの平均的なずれ(揃っていないことはばらつき) |
| 4 | ◯(正しい) | トレーサビリティは対象の履歴・所在を追跡できることをいう |
品質管理では「かたより」と「ばらつき」を厳密に区別します。
かたよりは、測定値の平均が真の値からどれだけずれているか(中心のずれ)です。ばらつきは、測定値が互いにどれだけ散らばっているか(散らばりの大きさ)です。
設問3は、かたよりの説明としてばらつきの内容を書いており、取り違えています。ザックリ言えば、かたより=中心のずれ、ばらつき=散らばりということです。
測定結果の大きさが揃っていないことを表す用語は何か。
ばらつきです。かたよりは真の値からの平均的なずれです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
「かたより(偏り)」とは、測定結果の平均値が真の値からどれだけ離れているか、という系統的なずれを指す用語です。値のばらつき(揃っていないこと)はかたよりではなく「ばらつき」です。
選択肢3はかたよりを大きさが揃っていないことと説明していますが、それは「ばらつき」の説明で誤りです。かたよりは真の値からの平均的なずれです。