令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.45 は、鉄筋コンクリート造の外壁改修工事に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 挙動のおそれのあるひび割れは軟質形エポキシ樹脂の注入工法で改修する |
| 2 | ×(誤り) | 深く大きい欠損部の充填材料・工法の組合せが規定に適合しない |
| 3 | ◯(正しい) | 下地モルタルの浮きはアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で改修する |
| 4 | ◯(正しい) | タイル陶片のみの浮きは注入口付アンカーピンニングで固定する |
外壁改修では、劣化の種類(ひび割れ・浮き・欠損)ごとに適切な工法が決まっています。
深く大きい欠損は、断面を回復する充填工法で対応しますが、充填材料の選定と欠損規模の組合せが規定に合っていないと不適当になります。
正確な材料・工法の適合は公式PDFの記述で確認しましょう。挙動するひび割れには追従性のある軟質形エポキシ樹脂、というのが基本の考え方です。
挙動のおそれのあるひび割れの注入には軟質形・硬質形どちらのエポキシ樹脂が適するか。
軟質形です。動きに追従させるためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
コンクリートのはく落が比較的大きく深い欠損部分は、断面を回復させる必要があり、充填工法で改修します。ただし「比較的大きく深い」欠損には、エポキシ樹脂モルタル充填工法などが用いられます。問題文のポリマーセメントモルタル充填工法は、欠損の規模によっては適合しますが、本設問では他の不適当肢との比較で扱われています。
正答は選択肢2です。深く大きい欠損に対する充填材料・工法の組合せが、規定に照らして不適当なんです。挙動するひび割れには軟質形エポキシ樹脂で追従させる選択肢1などが正しい対比となります。