平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.11 は、鋼材 に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | SN490B・Cは炭素当量等を規定し溶接性を改善した鋼材 |
| 2 | ×(誤り) | TMCP鋼は溶接性も高じん性も優れる(溶接性が劣るは誤り) |
| 3 | ◯(正しい) | 耐火鋼(FR鋼)はモリブデン等を添加し高温強度を高めた鋼材 |
| 4 | ◯(正しい) | 低降伏点鋼は純鉄に近く強度が低く延性が高い(制震ダンパー用) |
TMCPはThermo-Mechanical Control Processの略で、圧延と冷却を制御して組織を細かくします。
組織が細かいと、強度・じん性・溶接性がいずれも向上します。
ザックリ言えば、TMCP鋼は溶接もしやすく粘りもある優等生、ということです。
TMCP鋼の溶接性は劣るか優れるか。
優れます。熱加工制御で組織が細かく、溶接性もじん性も良好です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
TMCP鋼は熱加工制御により製造され、溶接性とじん性の両方に優れた鋼材なんです。
選択肢2は、TMCP鋼を溶接性は劣るが高じん性としていますが、これは誤りです。TMCP鋼は溶接性も高じん性も優れる鋼材なんです。