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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.45を解説、合成樹脂塗床材による床改修工事

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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.45は、合成樹脂塗床材による床改修工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、塗床の改修の基本(既存塗床への塗重ね、塗床の撤去方法、プライマーの再塗布、凹凸部の補修)を問うものです。引っかけの核心はモルタル下地に乗った塗床だけを撤去する工具の選び方で、下地を傷めない方法かどうかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 既存塗床に塗り重ねる前は表面を目荒しして付着を確保するため正しい
2 ×(誤り) モルタル下地の塗床撤去に電動はつり器具では下地まで傷め誤り
3 ◯(正しい) プライマーの吸込みが激しい場合は再塗布して下地を整えるため正しい
4 ◯(正しい) 凹凸部はエポキシ樹脂モルタルで平らに補修するため正しい

選択肢2はモルタル下地の塗床撤去に電動はつり器具を使うとしていますが、下地モルタルまで削り取って傷めるため誤りです。塗床のみを除去できる方法を選びます。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

床改修では、傷んだ塗床だけを取り除き、健全な下地はそのまま生かして新しい塗床を施工します。下地を残せれば工期も費用も抑えられるわけです。

電動はつり器具は、コンクリートやモルタルを打撃で砕く強力な工具です。薄い塗床に当てると、その下のモルタルまで一緒にえぐれてしまいます。

そのため塗床だけを残したい場面で電動はつり器具を使うと、下地を傷めて補修が増えるため誤りなんです。研削やケレンなど、塗床の厚みだけを削れる方法を選びます。

ザックリ言えば、はつり器具は下地まで傷める、ということです。

覚え方

  • 塗床だけを撤去したいとき電動はつり器具は不適(下地を傷める)
  • 既存塗床への塗重ねは目荒しして付着を確保する
  • 凹凸部の補修にはエポキシ樹脂モルタルを使う

理解度チェック

Q.

モルタル下地の塗床だけを撤去するのに、電動はつり器具は適切か。

不適切です。打撃で下地モルタルまで削り取って傷めてしまうためです。研削やケレンなど、塗床の厚みだけを除去できる方法を選びます。

Q.

既存塗床に新しい塗床を塗り重ねる前に目荒しをするのはなぜか。

既存塗床の表面は平滑で、そのままでは新しい塗床が密着しにくいためです。表面を粗くして接触面積を増やし、付着力を確保します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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