ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成28年
  5. > No.23 地下水処理

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.23を解説、地下水処理

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.23は、地下水処理に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

地域開発研究所/解説が丁寧な正統派。過去問を1問ずつ潰すなら、分野を網羅したこの1冊が演習の定番です。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

この問題のポイント

この問題は、地下水処理(排水)工法の使い分け(ウェルポイント・ディープウェル・リチャージ・釜場)を問うものです。引っかけの核心はディープウェル工法に適する地盤の透水性で、水がよく出る地盤向けか粘性土向けかを取り違えていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) ウェルポイントは粗砂〜シルト質細砂に適用するので正しい
2 ×(誤り) ディープウェルを透水性の低い粘性土向けとするのは誤り。透水性の高い地盤に適する
3 ◯(正しい) リチャージ工法は汲み上げた水を還元井戸へ戻し周辺の井戸枯れ・地盤沈下を防ぐので正しい
4 ◯(正しい) 釜場工法は掘削底に集めた水をポンプで排出する重力排水の一つなので正しい

選択肢2はディープウェル工法を透水性の低い粘性土向けとしていますが、実際は透水性の高い地盤に適する工法であり、適用地盤を逆に述べた誤りです。

二次検定の記述が独学だと不安という人は、添削のある独学サポート事務局の通信講座を早めに押さえておくと回り道を減らせます。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

地下水処理(排水)工法は、地盤の透水性(水の通りやすさ)に応じて選びます。透水性が高いほど水がよく出るので、強制的に多量にくみ上げる工法が向きます。

ディープウェル工法は、深い井戸を掘って水中ポンプで地下水を一気にくみ上げる工法です。だから砂礫層や砂層など透水性の高い地盤に適します。透水性の低い粘性土では水がほとんど出ず、ポンプで揚水しても効果が出ません。

選択肢2は、これを透水性の低い粘性土の地下水位低下に用いると、適用地盤を逆に述べています。ここが最も不適当な記述なんです。

覚え方

  • ディープウェルは透水性の高い地盤向け(粘性土では効かない)
  • ウェルポイントは粗砂〜シルト質細砂に適用
  • リチャージは揚水を還元井戸へ戻し井戸枯れ・地盤沈下を防ぐ

理解度チェック

Q.

ディープウェル工法は透水性が高い地盤と低い地盤のどちらに向くか。

透水性の高い地盤です。深井戸からポンプで多量に揚水する工法なので、水の出にくい粘性土には向きません。

Q.

リチャージ工法は何のために汲み上げた水を地中へ戻すか。

周辺の井戸枯れや地盤沈下を防ぐためです。揚水で下がった周辺の地下水位を、還元井戸から戻して保ちます。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

わかって合格る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

TAC出版/過去問で間違えた分野は、図解の多い基本テキストで補強すると定着します。2級は2級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>