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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.18を解説、空気調和設備

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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.18は、空気調和設備に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、空調方式の基本(CAV方式・二重ダクト方式・ファンコイル4管式・空調機の構成)を問うものです。引っかけの核心はCAV方式が風量と温度のどちらを変えて調整するかで、VAV方式と取り違えていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) CAV方式を負荷に応じ吹出し風量を変えるとするのは誤り。風量は一定で給気温度を変えて調整する
2 ◯(正しい) 二重ダクト方式は温風と冷風を混合して吹き出すので正しい
3 ◯(正しい) ファンコイル4管式は冷温水を別系統で送り冷暖同時運転ができるので正しい
4 ◯(正しい) 空調機はフィルタ・冷却器・加熱器・加湿器・送風機で構成されるので正しい

選択肢1の「CAV方式は負荷に応じて吹出し風量を変化させる」という記述が誤りで、CAVは風量を一定に保ち、給気温度を変えて調整します。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

CAVは Constant Air Volume の略で、日本語では「定風量方式」です。名前のとおり、各室へ送る空気の量(風量)を一定に保つのが特徴なんです。

では負荷の変動にどう対応するかというと、送る空気の量はそのままに、吹き出す空気の温度を変えて調整します。暑ければ給気温度を下げ、寒ければ上げる、という具合です。

選択肢1は、CAVが負荷に応じて吹出し風量を変えると述べています。風量を変えて調整するのはVAV(変風量方式)のほうで、CAVとVAVを取り違えた誤りなんです。

覚え方

  • CAV(定風量)は風量一定・給気温度で調整
  • VAV(変風量)は給気温度一定・風量を変えて調整
  • 空調機はフィルタ・冷却器・加熱器・加湿器・送風機で構成

理解度チェック

Q.

CAV方式は風量と温度のどちらを変えて負荷に対応するか。

風量は一定に保ち、給気温度を変えて対応します。風量を変えるのはVAV方式です。

Q.

ファンコイル4管式が冷暖同時運転できるのはなぜか。

冷水と温水をそれぞれ専用の往き・還り管(合計4管)で送るため、部屋ごとに冷房と暖房を選べるからです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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