平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.12 は、鋼材に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | SN490B/Cは炭素当量上限規定で溶接性を改善 |
| 2 | ◯(正しい) | TMCP鋼は熱加工制御で高じん性・溶接性に優れる |
| 3 | ◯(正しい) | FR鋼はモリブデン等で耐火性を高めた鋼材 |
| 4 | ×(誤り) | SS材は純鉄に近い低強度鋼ではない |
SS材は一般構造用圧延鋼材で、建築・橋梁など広く使われる標準的な鋼です。
純鉄に近づけて強度を落とした材料ではありません。
設問はSS材の説明として実態と合わず、誤りです。
ザックリ言えば、SSは特別な軟鋼ではなく普通の構造用鋼、ということです。
SS材は純鉄に近い低強度鋼か。
違います。一般的な構造用圧延鋼材です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
SS材(一般構造用圧延鋼材)は、最も一般的な構造用鋼で、強度を確保した普通の鋼なんです。
選択肢4は、SS材を「添加元素を極力低減した純鉄に近い鋼で、強度を低くし延性を高めた鋼材」としていますが、これは誤りです。SS材はそうした特殊な低強度鋼ではなく、一般的な構造用鋼材です。設問の説明は別物の記述になっています。