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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.60 を解説、管理図

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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.60 は、管理図に関する問題です。この問題では、4つの図から、統計的管理状態にある管理図を1つ選びます。

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この問題のポイント

この問題は、管理図が「統計的管理状態」にあるかどうかの見分け方を問うものです。判断の核心は点が管理限界内にあること、かつ並びに異常パターンがないことの2点で、片方だけでは管理状態とはいえません。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(統計的管理状態にある図)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正解) 点が管理限界(UCL・LCL)内でランダムに散らばり、最も統計的管理状態に近い図
2 × 点の並びに偏り(連など)の異常パターンがあり管理状態とはいえない図
3 × 上昇・下降の傾向や管理限界を超える点があり管理外れの図
4 × 点の並びに周期や連などの異常があり管理状態とはいえない図

選択肢1は点が管理限界内でランダムに散らばり、統計的管理状態を満たします。ほかの図は限界超えや傾向・連・周期などの異常を含む点が正解になりません。

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選択肢1のポイント(ここが正解)

管理図は、品質のばらつきが「偶然の範囲」に収まっているかを見るグラフです。中心線(CL)の上下に上方管理限界(UCL)と下方管理限界(LCL)を引き、測定点を時系列で打っていきます。

統計的管理状態とは、点がすべて管理限界の内側にあり、しかも並びに偏りがない状態なんです。具体的には、限界を超える点がないことに加えて、一方に片寄る「連」や、上昇・下降の「傾向」、規則的な「周期」といった偶然では説明できないパターンが見られないことを指します。

ここは混乱しやすいところですね。点がすべて限界内でも、片側に連続して並ぶ「連」があれば、それは偶然ではなく何かの原因が働いているサインで、管理状態とはいえません。

選択肢1は、点が限界内でランダムに散らばっており、これらの異常がない図です。だから統計的管理状態にあるといえ、これが正解ということです。

覚え方

  • 統計的管理状態=限界内+ランダム(異常パターンなし)の両方を満たす
  • 傾向・連・周期があれば、限界内でも管理外れ
  • 図を選ぶ問題は、点の並びに偶然でないクセがないかを見る

理解度チェック

Q.

統計的管理状態にある管理図は、どんな特徴をもつか。

点がすべて管理限界の内側にあり、かつ傾向・連・周期などの異常パターンがなく、ランダムに散らばっている状態です。

Q.

点がすべて管理限界内にあれば、必ず統計的管理状態といえるか。

いえません。限界内でも、連や傾向・周期などの異常な並びがあれば、偶然でない原因が働いているとみなされ管理外れです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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