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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.16 を解説、アスファルト舗装

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.16 は、アスファルト舗装 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. プライムコートは路盤上面を保護し上層との接着を向上
  2. 粒度調整砕石は路盤支持力を向上
  3. フィラーは混合物の安定性・耐久性を向上
  4. シールコートは路床を保護し路盤との接着を向上

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

シールコートは、舗装の表面を保護・防水する層です。「路床を保護し路盤と接着する」とした選択肢4が誤りで、それはプライムコートなどの役割です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) プライムコートの役割で正しい
2 ◯(適当) 粒度調整砕石の役割で正しい
3 ◯(適当) フィラーの役割で正しい
4 ×(最も不適当) シールコートは表層の保護・防水を目的とする層で、「路床を保護し路盤との接着」という記述が誤り

選択肢4 のポイント(ここが最も不適当)

アスファルト舗装では、層と層の間などに薄い瀝青(アスファルト乳剤など)の膜を施します。どこに施すかで名前と役割が変わります。

プライムコートは路盤の上に施し、路盤を保護して上のアスファルト混合物となじませます。タックコートは舗装層どうしを接着します。これに対しシールコートは、できあがった表層の上に施し、表面の防水・劣化防止・すべり止めを担います。

よってシールコートは表面側の層です。「路床を保護し路盤と接着する」とした問題文が、最も不適当な記述です。

覚え方

  • シールコートは表層の防水・保護が目的
  • プライムコートは路盤上面の保護・接着
  • タックコートはアス層同士の接着

一問一答

Q.

シールコートの目的は何か。

舗装表面の防水・保護です。路床の保護ではありません。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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