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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.3 を解説、音

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.3 は、音 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 点音源からの距離が2倍で音圧レベルは6dB低下
  2. 平行壁の多重反射をロングパスエコーという
  3. 残響時間は音圧レベルが60dB減衰するのに要する時間
  4. 可聴周波数は20Hz〜20kHz

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

向かい合う平行な壁の間で音が反復反射して響く現象はフラッターエコー(鳴き竜)です。これを「ロングパスエコー」とした選択肢2は、用語の取り違えで誤りなんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 点音源は距離2倍で6dB低下(逆2乗則)で正しい
2 ×(最も不適当) 平行壁での多重反射はフラッターエコーであり名称が誤り
3 ◯(適当) 残響時間(60dB減衰時間)の定義で正しい
4 ◯(適当) 可聴域20Hz〜20kHzで正しい

選択肢2 のポイント(ここが最も不適当)

フラッターエコーは、平行に向かい合った硬い壁の間で音が何度も往復し、「ビリビリ」と連続して響く現象です。等間隔で反射を繰り返すので、鳴き竜とも呼ばれます。

現場での対策は、壁を平行にしない、片面に吸音材を張る、表面に凹凸をつけて反射を散らす、といった方法です。

紛らわしいのがロングパスエコーで、こちらは反射経路が長いために直接音から大きく遅れて聞こえる1回のエコーで、別物です。問題文はこの2つを取り違えているので誤りです。

覚え方

  • 平行壁の多重反射=フラッターエコー(鳴き竜)
  • 点音源は距離2倍で6dB低下
  • 残響時間=60dB減衰に要する時間

一問一答

Q.

平行な壁の間で音が多重反射する現象を何というか。

フラッターエコー(鳴き竜)です。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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